7月18日、関東地方も梅雨明けが宣言されました。夏です。
野比苑の7月22日の昼食は冷やし中華でした。
ご利用者の皆様からも「息子が冷やし中華が好きでね。よく作った」「うちの冷やし中華はね、○○を入れて作ってあって美味しかったんだ」などなど、様々な冷やし中華エピソードが聞かれました。

ここでご注目頂きたいのは写真の隅に写っている『ちくわの磯部揚げ』です。
半年ほど前に提供された際に、とあるご利用者様から「ちくわの磯部揚げはね、カレー粉をいっしょに揚げると美味しくなるのよ」とのお話がありました。これを受けて今回はカレー味です。冷やし中華とともにご好評をいただきました。

冷やし中華は「中華」と名前にありますが、実は日本発祥のお料理です。
どこの誰が考えたの?にはいくつかの説があります。
ひとつめの説は、昭和初期に宮城県仙台市の中華料理屋さんの店主さんが考えたという説です。ラーメンとかチャーハンといった熱い料理が多い中華料理屋さんでは、暑い夏場にはお客さんが減ってしまっていたそうです。この対策に夏の名物となりそうな冷たい麺料理を出してみようと考案したのが、冷やし中華だったそうです。
ふたつめの説は、第二次世界大戦後の食糧不足が解消されてきたころに東京都神田にある中華料理屋さんが、日本の「ざるそば」をヒントに考案した冷たい麺料理が冷やし中華の原型だったとする説です。
どっちの説でもいいですが考えてくれた人に感謝です。だって美味しいですから。